PowerShellでスクリプトの処理を中断する方法4選!exit/break/return/throwコマンド説明!

powershell

PowerShellでスクリプトの処理を中断するには、以下のいくつかの方法があります。

1. exit コマンドを使用する

exit コマンドを使用すると、スクリプトの実行を終了し、指定した終了コードを返します。終了コードを指定しない場合は、デフォルトで 0 が返されます。

使い方

exit [終了コード]
# スクリプトを終了し、終了コードを 0 とする
exit 
# スクリプトを終了し、終了コードを 1 とする
exit 1

2. break コマンドを使用する

break コマンドは、ループや switch ステートメントの中で使用され、ループや switch を終了します。スクリプト全体を終了するわけではありません。

使い方

break
foreach ($item in 1..10) {
if ($item -eq 5) {
break  # ループを終了
}
Write-Output $item
}

3. return コマンドを使用する

return コマンドは、関数やスクリプトブロックの中で使用され、その実行を終了して値を返します。

使い方

return [戻り値]
function Get-Sum {
    param ($a, $b)
    $sum = $a + $b
    if ($sum -gt 10) {
        return "合計が10を超えました: $sum"
    }
    return $sum
}

$result = Get-Sum -a 5 -b 7
Write-Output $result

4. throw コマンドを使用する

throw コマンドは、エラーをスローしてスクリプトの実行を中断します。

例外が発生すると、スクリプトはデフォルトでエラー状態となり、呼び出し元にエラーが伝播します。

カスタムエラーメッセージを指定することもできます。

使い方

throw [例外メッセージ]
function Divide-Numbers {
    param ($a, $b)
    if ($b -eq 0) {
        throw "ゼロ除算エラー: 0 で割ることはできません。"
    }
    return $a / $b
}

try {
    $result = Divide-Numbers -a 10 -b 0
    Write-Output $result
} catch {
    Write-Output "エラーが発生しました: $_"
}

必要に応じてこれらのコマンドを使用し、スクリプトの実行を中断することができます。状況に応じて最適な方法を選んでください。



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