ワークエンゲージメントとは?従業員のモチベーションを高めて離職率を下げる方法

ワークエンゲージメントとは?
「従業員のモチベーションをもっと高めたい」「社内の離職率を下げて、定着率をアップさせたい」と頭を悩ませている人事担当者や経営者の方は多いのではないでしょうか?
けど、そんな中で悩むことは、

  • ワークエンゲージメントとモチベーションの何が違うのかわからない
  • 従業員のエンゲージメントを向上させる具体的な方法が知りたい
  • 会社への愛着を高めて離職率を下げる仕組みを作りたい

ですよね。

今回はそんなお悩みを解決する

    • ワークエンゲージメントの正しい意味とモチベーションとの違い
    • 【実体験】タカヒロがシステム運用からバーンアウトを経て「没頭」するまで
    • 実務で従業員のエンゲージメントを確実に高めて離職率を下げる5つのステップ

についてまとめます!

ワークエンゲージメントとは?モチベーションとの違い

ワークエンゲージメント(Work Engagement)とは、オランダのユトレヒト大学のシャウフェリ(Schaufeli)教授らが提唱した概念で、「仕事に対してポジティブで充実した心理状態」のことを指します。

以下の3つの要素(3つ揃うことが条件)で構成されています。

POINT
① 活力(Vigor):仕事からエネルギーを得て、生き生きと働いている状態
② 熱意(Dedication):仕事に誇りややりがいを感じ、熱中している状態
③ 没頭(Absorption):仕事に深く集中し、時間が経つのが早く感じる状態

モチベーションや顧客満足度との違い

・モチベーション(動機付け)

「行動を起こす原因」に焦点を当てた言葉です。
例えば「給料がもらえるから頑張る」「指示されたからやる」は外発的なモチベーションですが、ワークエンゲージメントは「仕事そのものが楽しい、誇らしい」という内発的な状態を指します。

・従業員満足度(ES)

「福利厚生が良い」「給与に不満がない」といった、会社から与えられた環境への満足度(受動的な状態)です。
一方、ワークエンゲージメントは「自分から会社や仕事に貢献したい」という能動的な状態である点が大きく異なります。

1. ワークエンゲージメント向上で「離職率が下がる」理由

なぜワークエンゲージメントを高めると離職率が下がるのでしょうか。
その理由は、社員の心理面と組織の仕組みの連動にあります。

「燃え尽き症候群(バーンアウト)」を防ぐ

単に高い目標や会社の指示に向かって無理やりモチベーションを上げ続けると、やがて心が折れて離職に繋がります(バーンアウト)。
しかし、ワークエンゲージメントはポジティブで健康的な心理状態を維持するため、精神的なストレスが軽減され、長期にわたって健康的に働き続けられるようになります。

タカヒロ
タカヒロ

実はタカヒロも、かつてシステムの運用保守を担当していた頃、「会社の指示に従って対応していればキャリアも収入もアップするし、手堅いな」と思って働いていました。でも、そこには仕事への本質的な「やりがい(熱意)」がなかったんです。

そのまま事業統括的な立場になったたのですが、自分のやりたいことと実際の業務との乖離(かいり)が大きく、毎日の忙しさもあいまって、精神的に完全に燃え尽きてしまった時期がありました。

指示や条件だけで引っ張るモチベーション管理には、限界があると身をもって痛感した瞬間です。

 

2. ワークエンゲージメントを高める5つの具体的なステップ

実務において、従業員のワークエンゲージメントを高めるための具体的なアクションプランです。

手順

  1. 個人と組織の「目標(ビジョン)」をリンクさせる
    会社の目指す方向(ビジョン)と、社員個人のキャリア目標をすり合わせます。「自分の今の仕事が、会社のどの部分に貢献しているのか」が見える化されることで、熱意(やりがい)が生まれます。

  2. 適切な「フィードバック」を仕組み化する
    上司からのタイムリーでポジティブなフィードバックは、社員の活力を生み出します。半年に1回の評価面談だけでなく、1on1(定期的な個別面談)を導入し、日頃の成果や努力を承認する文化を作りましょう。

  3. 業務の「裁量権(自主性)」を広げる
    「すべて指示通りに動く」状態では没頭は生まれません。仕事の進め方やスケジュール管理を一定の範囲で本人に任せる(裁量権を与える)ことで、主体的になり、仕事への責任感とエンゲージメントが跳ね上がります。

  4. 社内の「情報共有」とコミュニケーションを活性化する
    誰が何をしているか分からない組織では不安が募ります。チャットツールなどを活用し、お互いの状況やノウハウを気軽に共有できる体制を整えることで、組織への帰属意識が高まります。

  5. 心理的安全性のある環境(体制)を整える
    「失敗しても責められない」「意見をいつでも発言できる」という心理的安全性は基本ベースです。失敗を仕組みで未然に防ぐヒヤリハットの共有などをポジティブに行える体制を整えましょう。

タカヒロ
タカヒロ
バーンアウトしたタカヒロを救ってくれたのが、社内の「DX推進・業務効率化・自動化」のタスクフォースへの参加でした。

自分が手を動かした分だけ業務が目に見えて改善し、効率化していく。
この時に「これだ!」と強烈なやりがいを感じ、時間を忘れて『没頭』したんです。

ちょうど会社全体としても「効率化、自動化、見える化」という大きな流れがあり、タカヒロのやりたいことと組織のビジョンが100%一致しました。結果として社内だけにとどまらず、こうして会社という枠を超えて情報やノウハウを配信するまでに至りましたので、

実体験からも、個人の熱意と会社の方向性がリンクしたときのエネルギーは本当に凄まじいものがあると思っています!

POINT
  • ワークエンゲージメントは「活力」「熱意」「没頭」の3つが揃った状態
  • 給与や指示などの外発的動機(モチベーション)とは違い、仕事そのものへの内発的愛着
  • 会社への貢献実感と心理的安全性により、自発的な定着を促し離職率が低下
  • 個人のやりたいことと、組織の効率化・見える化といった「方向性」を一致させるのが鍵

さいごに

いかがでしょうか。

今回は、

  • ワークエンゲージメントの正しい意味とモチベーションとの違い
  • 実務で従業員のエンゲージメントを確実に高めて離職率を下げる5つのステップ

についてまとめました。

ワークエンゲージメントを高めることは、単に従業員を優しくもてなすことではなく、社員が「自発的にイキイキと成果を出したくなる環境」を仕組みとして整えることです。
「活力」「熱意」「没頭」が揃った職場では、自然と組織への貢献欲求が高まり、結果として離職率は確実に下がっていきます。
ぜひ、身近なフィードバックや裁量権の見直し、そして「業務の見える化」から始めて、メンバーが最高のパフォーマンスを発揮できるスマートな組織づくりを進めてみてください!



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