Excel VBAで大文字を小文字に変換する方法3選!

Excel VBAで大文字を小文字に変換する方法3選!

Excel VBAで大文字を小文字に変換する方法を知りたいときはないでしょうか。

けど、そんな中で悩むことは、

・Excel VBAで大文字を小文字に変換する方法がわからない

ですよね。

今回はそんなお悩みを解決する

・Excel VBAで大文字を小文字に変換する方法3選

についてまとめます!

Excel VBAで大文字を小文字に変換する方法は?

LCase関数を使用する

LCase関数は、文字列の大文字を小文字に変換するための関数です。

サンプルコード

以下サンプルコードです。

Sub 大文字を小文字に変換1()
    Dim str As String
    str = "EXTAN"
    str = LCase(str) ' 大文字を小文字に変換する
    Debug.Print str
End Sub

結果

extan

タカヒロ
タカヒロ
大文字を小文字に変換する方法としては一番かんたんにできますので、お勧めです。

StrConv関数を使用する方法

StrConv関数は、文字列を変換するための機能を提供しています。
第二引数にvbLowerCaseを指定することで、文字列の大文字を小文字に変換することができます。

サンプルコード

以下サンプルコードです。

Sub 大文字を小文字に変換2()
    Dim str As String
    str = "EXTAN"
    str = StrConv(str, vbLowerCase) ' 大文字を小文字に変換する
    Debug.Print str
End Sub

結果

extan

StrConv関数の定数

StrConv関数の引数に設定できる定数は以下の通りです。

定数 内容
vbUpperCase 1 文字列を大文字に変換
vbLowerCase 2 文字列を小文字に変換
vbProperCase 3 文字列の各単語の先頭の文字を大文字に変換
vbWide 4 文字列内の半角文字を全角文字に変換
vbNarrow 8 文字列内の全角文字を半角文字に変換
vbKatakana 16 文字列内のひらがなをカタカナに変換
vbHiragana 32 文字列内のカタカナをひらがなに変換
vbUnicode 64 システムの既定のコードページを使って文字列をUnicodeに変換
vbFromUnicode 128 文字列をUnicodeからシステムの既定のコードページに変換

参考:https://support.microsoft.com/ja-jp/office/strconv-%E9%96%A2%E6%95%B0-19c3816f-dbc9-4adf-891c-fd32734c92e0

Asc関数とChr関数を使用する方法

Asc関数は、文字のASCIIコード値を取得するための関数であり、Chr関数は、ASCIIコード値から文字を取得するための関数で組み合わせて大文字を小文字に変換していきます。

サンプルコード

Sub 大文字を小文字に変換3()
    Dim str As String
    Dim i As Integer
    
    str = "EXTAN"
    For i = 1 To Len(str)
        If Asc(Mid(str, i, 1)) >= 65 And Asc(Mid(str, i, 1)) <= 90 Then ' 大文字の場合
            Mid(str, i, 1) = Chr(Asc(Mid(str, i, 1)) + 32) ' 大文字を小文字に変換する
        End If
    Next i
    Debug.Print str
End Sub

結果

extan

説明

大文字英字のコード範囲は65-90となりますので、コードがその範囲であるかどうかを判定します。
次に32番目が大文字に対応する小文字となりますので、コードに32を加算し小文字英字を導き出しています。

文字の種類 CODE範囲-開始 CODE範囲-終わり
半角数字 48 57
半角英字(大文字) 65 90
半角英字(小文字) 97 122
半角カタカナ 161 223
全角数字 9007 9018
全角ひらがな 9249 9331
全角カタカナ 9505 9590
全角漢字 12321 29734

Excel VBAで小文字を大文字に変換する方法

Excel VBAで小文字を大文字に変換する方法については別の記事にまとめていますので、こちらをご覧ください。
Excel VBAで小文字を大文字に変換する方法3選!

VBAの実装手順

実装手順は以下の通りです。

Excel側にVBAを実装していきます。

①Excelを新規に開き、「開発」タブをクリックし、「VisualBasic」をクリックします。
もしくはショートカットキー「Alt」+「F11」でもOKです。

②標準モジュールを追加します。
左ペインのVBAProjectを右クリックし、「挿入」、「標準モジュール」を選択します。

③右ペインのウインドウに上記のVBAを入力します。

こちらで完了です。

VBAを実行する

では早速VBAの実行をしてみましょう。

①「開発」タブの「VBA」をクリックし実行したいマクロを選択し、「実行」をクリックします。

②処理がされたことが確認できれば完了です。

さいごに

いかがでしょうか。

今回は、

・Excel VBAで大文字を小文字に変換する方法3選

についてまとめました。

また、他にも便利な方法がありますので、よろしければご参照頂ければと思います。



この記事の関連キーワード

こちらの記事の関連キーワード一覧です。クリックするとキーワードに関連する記事一覧が閲覧できます。







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA ImageChange Image