HIX.AIレビュー|オールインワンAIワークスペースは実務で使える?提案書を作って検証してみた

最近は業務効率化に使えるAIツールがかなり増えてきましたよね。

ただ、いざ実務で使おうと思うと「リサーチ用、文章作成用、スライド用とツールを何個も行き来するのが面倒」、「ビジネスの現場で使えるクオリティの資料になるの?」と感じる方も多いと思います。

そこで今回は、リサーチから資料作成までをワンストップでこなせるオールインワンAIワークスペース「HIX.AI」をレビューしていきます。

単なる機能紹介だけでなく、難易度が高いシステム導入提案書作成を想定し、「AzureによるWeb予約システム構成提案書」を実際に作成していきます。
そして、実務で叩き台として使えるレベルなのか、使い勝手や良かった点、気になった点まで、正直ベースで解説します!

HIX.AIとは?


HIX.AIは、リサーチ、文章作成、スライド作成、画像生成、動画生成、ドキュメント作成までをひとつの流れで進められる、オールインワン型のAIワークスペースです。

公式サイトでも「AIエージェントワークスペース」として案内されていて、単発のチャットだけで終わるというより、調べる・まとめる・作るまで一気につなげやすいのが特徴です。

スライド作成やドキュメント作成、画像生成、動画生成といった機能が最初からまとまっているので、「いろんなAIツールを行ったり来たりするのが面倒」という人にはかなり相性がいいと思います。(公式サイト)

今回の検証テーマ

今回HIX.AIで作成するスライドですが、難易度が高いシステム導入提案書作成を想定し、「AzureによるWeb予約システム構成提案書」を実際に作成していきます。

手順としては、いきなりスライドを作成するのではなく、要件からどのようなアイデアがあるかテキストベースでまとめていきます。

クエリは以下の通りです。

「Azureを利用したWebアプリケーションを作成したいです。東日本拠点、Apacheベース、飲食店向けWeb予約システム、紹介ページ、予約フォーム、ユーザー登録、メンテナンスは最小化、コストは安くしたい。どのような方法がありますか」

 

次にスライドを作成し、以下の点でレビューをおこないます。

確認ポイント

POINT
  • 実務で使えるレベルの提案書になるか
  • 構成がわかりやすいか
  • 追加修正や再編集がしやすいか
  • AIに対して意図した修正指示が通るか
  • PPTとして書き出したときにパワポアプリで扱えるか

タカヒロ
タカヒロ
実際に業務でAI資料作成ツールを使うときに大事なところを押さえました。
見た目だけ派手でも、中身が薄かったり、編集しづらかったりすると結局使わなくなるので、そのへんはしっかり見ていきたいと思います。

HIX.AIで提案書を作成した流れ

アイデアをまとめる

上記の指示文をいれて提案書のもととなるアイデアを整理します。

動き出したのはDeep Researchで、検索して情報を収集します。
次にマークダウンファイルを作成し、収集した情報を綺麗にまとめる動きをしました。

ここは予想していましたが、PaaSでの構成をおすすめとして提案してきました。
実際に提案した内容も同じくサーバレスを押しとしたので、方向性があっている印象でした。

スライドを作成

アイデアがまとまったので次はスライドを作成します。

以下のクエリを投げました。

案1: PaaS寄り構成 と 案2: VM寄り構成 の2案で 提案書をスライド形式で作成してください 月間1万PV で 1000人/月ぐらいが予約利用者、同時利用は5名程度を想定 負荷に耐えられるようにしたい メニュー登録できるようにしたい 高級イタリアンレストランなので、Webサイト、予約システムの画面デザインは洗練されたイタリアンとワインを意識してほしい 利用者は女性、シニアが多い シンプルな予約システム スマホで見た場合はレイアウトがスマホにあうようにしてほしい」

そうすると、冒頭にまとめたマークダウンファイルを読み込み、内容を解釈した後、スライドを作成する動きをしました。
これによって、これまで検討してまとめた情報をしっかりキャッチしていることがわかります。

スライド完成後の修正

スライドが完成しました。

スライドのデザインがおしゃれで素敵ですね!
書体も明朝で雰囲気があります。

ただ、スライドの縦幅以上に文字入力がされ、画面が切れているところがありましたので、レイアウト調整をおこないます。

以下のようにページ指定をし修正指示を投げました。

修正がされ、スライド内に収めることができました!

スライドの追加

次はスライドを追加していきたいと思います。

クエリの内容は以下の通りです。

「要件定義、開発、テスト、受入テスト、リリースまでのスケジュールをいれてください だいたい半年です あとは全体のコストです 事業者としての概算見積もり Azureの導入費用は含みません 4人でPM、リーダ、SE、PG の構成 画面デザインは外注です  体制図もいれてください」

スケジュール、コスト、体制図を追加するよう指示を出しました。

スケジュールはガントチャート形式で仕上がりました。

体制図です。階層を意識した構成になってよいですね。

コストのところで、クレジットが切れてしまいましたので、コストのページは作成されませんでした。
なお、ちょうどここで1000ポイントを消費した形になります。

スライドの保存

ここまで作成したスライドをダウンロードして、PDFやパワーポイントで開けるか確認していきたいと思います。

まずはPDF形式でダウンロードします。

スライドプレビュー画面の上部にあるダウンロードボタンから「PDF」を選択します。

ダウンロードしたPDFを開き、リーダーで開けるか確認します。
PDFは問題ないですね。

続いてパワーポイントで開けるかどうか確認します。

スライドプレビュー画面の上部にあるダウンロードボタンから「PPTX」を選択します。

デスクトップ版のパワーポイントで開きます。

はい、開けましたね!

一部文字が重なっているところがありますが、パワーポイント上で修正することは可能です。

次にオンライン版のパワーポイントで開けるか確認します。

こちらも開くことができました!

デスクトップ版と同じくオンライン版のパワーポイント上でも編集することができました。

HIX.AIの良かった点、気になった点

HIX.AIの良かった点、気になった点についてまとめます。

提案書のたたき台としては十分見られる形になった

出てきた資料は、結論からいうと「提案書として即提出できるレベルではないが、たたき台としては実用的」でした。

今回のように、「Azure」「東日本拠点」「Apacheベース」といった多くの前提条件を踏まえた提案資料を、短時間で形にできるのは非常に便利です。

特に、最初の案出しや社内検討用の草案づくりではかなり助かると思います。ゼロからPowerPointを開いて構成を考える時間をかなり削れます。

関連情報まで調べてくれる

HIX.AIは、単に文章を出すだけではなく、リサーチや資料化まで一気通貫でつなげるサービスなので、「調べて終わり」になりにくいのもポイントです。

今回のような提案書系のテーマでも、Deep Resaerchで、検索して情報を収集して、さらに最適なプランとなるよう考慮してくれましたので、調査と資料化の間をしっかりまとめて処理してくれる感覚がありました。

構成はかなりわかりやすい

生成されたスライドをみて、まず感じたのは、全体の構成がわかりやすいことです。変に回りくどくなく、「何を作るのか」「どういう条件なのか」「どういう構成が向いているのか」が追いやすい流れになっていました。

このあたりは、社内向けでも顧客向けでも大事で、読む側は細かい技術要素より先に「つまりどういう提案なのか」を知りたいんですよね。

そういう意味で、読み手目線で整理しやすい資料になっていたのは好印象でした。

再編集は普通にしやすい

今回使ってみて良かった点のひとつが、再編集しやすいことです。AIが作った資料って、一見きれいでも「直しにくい」と一気に使いづらくなるんですが、HIX.AIはその点では比較的扱いやすかったです。

あとから表現を足したり、不要な部分を削ったり、少しトーンを変えたりといった調整がしやすく、「AIが出したものを人が仕上げる」という流れにちゃんと乗せやすいと感じました。

追加指示も通しやすい

追加の編集指示も比較的出しやすいです。たとえば「スケジュールを加えて」みたいな調整をかけていけるので、作って終わりではなくブラッシュアップしやすいのは良いところです。

公式案内でも、生成後にさらに調整できることや、スライドの細かい要素をAI編集できることが示されていますが、実際の使用感としても「あとから直せる」方向の作りになっている印象でした。(公式サイト)

デザイン面では見た目は悪くないけど、少し“盛り気味”

デザインについては、正直にいうと少しビジネス用途には派手かなと感じました。

ぱっと見でそれなりに整ってはいるのですが、提案書として落ち着いて見せたい場面では、もう少し引き算したデザインのほうが使いやすいです。

このへんは好みもありますが、社内提案や顧客向け資料だと、装飾が強すぎると逆に中身が軽く見えてしまうこともあるので、最初から少しシンプル寄りにしてくれるともっと使いやすいと思いました。

フォントはやや読みにくさあり

もうひとつ気になったのがフォントです。やや明朝寄りの見え方で、ビジネス資料としては少し読みにくい場面がありました。

ただ、ここは致命的というほどではなく、再指定すれば改善できる範囲です。

実際、「もう少し読みやすいフォントにしたい」「ビジネス向けにもっとすっきり見せたい」といった方向の調整は十分可能だと感じました。

なので、デザイン面の評価としては「最初の一発目としては悪くない。ただしビジネス用途なら少し抑えたい」です。

文字が重なってしまうことがある

パワーポイントにしたときに文字と文字が重なる部分がありました。

ただ、削除や位置変更が可能なので、大きな問題はないかと思います。

HIX.AIの良かったところ

  • 自然文の指示から資料づくりに入りやすい
  • 構成がわかりやすく、読み手目線で整理されやすい
  • 提案書の叩き台としては十分実用的
  • 追加修正や再編集がしやすい
  • AIでの修正指示も比較的通しやすい
  • リサーチから資料作成まで一気に進めやすい

とくに「一発で完璧な資料を出してほしい」というより、「まず8割をAIで作って、残りを人が整える」という使い方にはかなり向いていると思います。

気になったところ・惜しいところ

  • デザインがやや派手に感じる場面がある
  • フォントが少し読みにくい
  • パワーポイントにしたとき文字が重なることがあった

この3点は、使っていて素直に気になったところです。
逆に言うと、大きな不満はこのあたりに集約されるので、今後の改善次第ではかなり使いやすくなりそうです。

さいごに

今回HIX.AIを実際に使ってみたレビュー結果をまとめました。

提案書の内容は、完全ノーチェックで提出するというより、実務で使う叩き台として十分優秀です。
構成もわかりやすく、追加修正もしやすいので、資料づくりの時間短縮にはかなり効くなという印象です。

一方で、デザインが少しくどいこと、フォントがやや読みにくいこと、文字が重なることは正直に気になりました。
とはいえ、そのあたりを差し引いても「最初の資料を一気に形にする」という意味では十分価値はあると思います。

気になる方はHIX.AI公式サイトをチェックしてみてください。



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