Excelの条件付き書式を一括で削除する方法|基本、ショートカット、VBA(ブック全体)

Excelの条件付き書式を一括で削除したいときはないでしょうか。
例えば使っていくうちに条件付き書式がうまく機能しなくなり、やり直したいときなどです。

けど、そんな中で悩むことは、

・Excelの条件付き書式を一括で削除したいがやり方がわからない。
・ブック全体の条件付き書式を一括で削除したいがやり方がわからない。
・ショートカットやVBAで効率的に行いたいがやり方がわからない。

ですよね。

今回はそんなお悩みを解決する
Excelの条件付き書式を一括で削除する方法について
まとめます!

Excelのシート全体の条件付き書式を一括で削除する基本操作

今回サンプルに選んだのは条件付き書式満載のシフト表です。

Excelで日別シフト表を自動作成する方法!土日祝日定休日カレンダー付き!

条件付き書式があるシートを選択し、開きます。

[ホーム]タブを選択します。

[スタイル]グループの[条件付き書式]>[ルール(条件付き書式)のクリア]>[シート全体からルール(条件付き書式)のクリア]を選択します。

条件付き書式が解除されました。

シート全体の条件付き書式が解除されましたね。
なお、書式がクリアされるだけで入力されているデータに変更はありません。

タカヒロ
タカヒロ
カンタンですね。

Excelの条件付き書式を選択範囲で削除する基本操作

条件付き書式があるシートを開き、削除したい範囲を選択します。

[ホーム]タブを選択します。

[スタイル]グループの[条件付き書式]>[ルール(条件付き書式)のクリア]>[選択したセルからルール(条件付き書式)のクリア]を選択します。

条件付き書式が解除されました。

選択した範囲の条件付き書式が解除されましたね。

タカヒロ
タカヒロ
なお、選択範囲によって、条件付き書式のルールの適用先が分割される形になりますのでご注意ください。


Excelの条件付き書式を一括で削除するショートカット

Excelの条件付き書式を一括で削除するショートカットは以下の順序で実施します。

シート全体からルール(条件付き書式)のクリア

Alt + H

Alt + L+ 2

Alt + C

Alt + E

選択したセルからルールをクリア

セルを選択

Alt + H

Alt + L+ 2

Alt + C

Alt + S

タカヒロ
タカヒロ
少し複雑なショートカットかもしれませんね。

Excelの条件付き書式を一括で削除するVBA

ExcelVBAでExcelの条件付き書式を一括で削除する方法について説明します。

サンプルのVBAは以下の通りです。

シート全体からルール(条件付き書式)のクリア

Cellsですべてのセルを対象とし、
次に、条件付き書式を管理するFormatConditionsコレクションの、
Deleteメソッドで条件付き書式をクリアします。

Sub 条件付き書式クリア_シート全体選択()
    
    'シートにある条件付き書式をクリア
    Cells.FormatConditions.Delete
    
End Sub

選択したセルからルールをクリア(シートとレンジ指定)

条件付き書式をクリアしたいシート及びセルの範囲が決まっている場合は以下のようにします。

ThisWorkbook.Worksheets(“<シート名>”).Range(“<セルの範囲>”).ClearFormats

サンプルでは「Sheet1」シートの「L7:N11」を選択範囲とし、Deleteメソッドで条件付き書式をクリアします。

Sub 条件付き書式クリア_シートとレンジ指定()
    
    '条件付き書式クリア_シート指定
    ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Range("L7:N11").FormatConditions.Delete
    
End Sub

ブック全体からルール(条件付き書式)のクリア

条件付き書式をクリアする対象をブック全体とする場合は、存在するシート分処理を繰り返すようにします。
Sheets.Countプロパティでシートの件数を取得し、
Sheets(num)でシートのインデックスを指定し、すべてのセルを対象に条件付き書式をクリアします。

Sub 条件付き書式クリア_ブック全体()
    
    Dim num As Integer
    
    '条件付き書式クリア_ブック全シート対象
    For num = 1 To Sheets.Count
          'シートにある条件付き書式をクリア
        Sheets(num).Cells.FormatConditions.Delete

    Next
    
End Sub

タカヒロ
タカヒロ
こちらを実行する場合はブック全体の条件付き書式がクリアされますので、実行前にバックアップをしたほうがよいでしょう。

VBAの実装手順

実装手順は以下の通りです。

今回はExcel側にこのVBAを実装します。

①Excelを新規に開き、「開発」タブをクリックし、「VisualBasic」をクリックします。
もしくはショートカットキー「Alt」+「F11」でもOKです。

②標準モジュールを追加します。
左ペインのVBAProjectを右クリックし、「挿入」、「標準モジュール」を選択します。

③右ペインのウインドウに上記のVBAを入力します。

こちらで完了です。

VBAを実行する

では早速VBAの実行をしてみましょう。

①「開発」タブの「VBA」をクリックし実行したいマクロを選択し、「実行」をクリックします。

②処理がされたことが確認できれば完了です。
※完了メッセージやステータス管理など必要に応じて実装してもらえばと思います。

さいごに

いかがでしょうか。

今回は、
Excelの条件付き書式を一括で削除する方法について
まとめました。

また、他にも便利な方法がありますので、よろしければご参照頂ければと思います。



この記事の関連キーワード

こちらの記事の関連キーワード一覧です。クリックするとキーワードに関連する記事一覧が閲覧できます。








コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です