Power BIでデータソースを追加・更新する方法!定期更新と注意点も!

Power BIでデータソースを追加・更新する方法!定期更新と注意点も!
Power BIのデータを最新にしたいけれど、どう更新すればいいのか分からないと考えたことはないでしょうか。

けど、そんな中で悩むことは、

・Excelを直したのにPower BIに反映されない
・データソースの追加や変更のしかたがわからない
・毎回手で更新するのが面倒
・更新が失敗する原因が分からない

ですよね。

今回は、Power BIでデータソースを追加・更新する方法を紹介します。

・データソースを追加する手順
・Excelを直してから更新する流れ(実測)
・データソース(ファイルの場所)を入れ替える方法
・定期的に自動更新する方法
・増分更新(インクリメンタル更新)の考え方
・認証・サイズ上限などの注意点

についてまとめます!

Power BIは、元のExcelを直しただけでは表示が変わりません。
「更新」の操作をしてはじめて、最新のデータが取り込まれます。

早速試していきましょう!

完成イメージ

今回は、Excelに売上を追記してからPower BIで更新する流れを試します。

更新後のレポート(10.676Mに変わっている)
上の画像は、更新後のレポートです。

更新前は3店舗・**8,266,000円**でしたが、更新後は5店舗・**10,676,000円**に変わりました。

Excelに5行を追記して1件の金額を書き換えただけなのに、Power BI側は「更新」を押すだけで最新になります。

この流れを覚えると、日々のデータ更新がぐっと楽になります。

データソースを追加する方法

最初に、Power BIにデータを取り込む方法を確認します。

STEP1. 「データの取得」を開く

「ホーム」タブの「データの取得」をクリックします。

データの取得メニュー(共有データ ソース)
Excel/テキスト・CSV/SQL Server/Web など、接続先の一覧が表示されます。

今回は一番上の「Excel ブック」を選びます。

STEP2. ファイルを指定する

ファイルの場所を指定する画面が開きます。

Excel ブックの接続画面
「参照…」をクリックしてファイルを選び、「OK」をクリックします。

通常は「基本」のままでかまいません。

STEP3. 取り込むシートを選ぶ

「ナビゲーター」が開くので、取り込みたいシートにチェックを入れます。

ナビゲーターでシートを選ぶ
右側にデータの中身が表示されるので、中身を確認してから「読み込み」をクリックします。

その場で形を整えたいときは「データの変換」をクリックします。

POINT
・読み込み…そのまま取り込む
・データの変換…Power Query エディターで整形してから取り込む
・あとからでも「データの変換」で直せます

データを更新する方法

ここからが本題です。Excelを直してから更新する流れを、実際の値の変化で確認します。

STEP4. 更新前の状態を確認する

カードと棒グラフを置いた状態がこちらです。

更新前(8,266,000円・3店舗)
売上高の合計は**8,266,000円**、店舗は3つだけです。

STEP5. Excelを直す

Power BIは開いたまま、Excel側を編集します。

Excelの元データ(30行)
元データは30行です(合計 8,266,000円)。

売上日 店舗 商品カテゴリ 売上高
2026/10/1 東京本店 ノートPC 480,000
2026/10/1 横浜店 タブレット 250,000
2026/10/1 名古屋店 周辺機器 90,000
2026/10/2 東京本店 ノートPC 520,000
2026/10/2 横浜店 タブレット 260,000
2026/10/2 名古屋店 周辺機器 80,000
2026/10/3 東京本店 ノートPC 410,000
2026/10/3 横浜店 タブレット 230,000
2026/10/3 名古屋店 周辺機器 95,000
2026/10/4 東京本店 ノートPC 560,000
2026/10/4 横浜店 タブレット 270,000
2026/10/4 名古屋店 周辺機器 88,000
2026/10/5 東京本店 ノートPC 430,000
2026/10/5 横浜店 タブレット 240,000
2026/10/5 名古屋店 周辺機器 92,000
2026/10/6 東京本店 ノートPC 500,000
2026/10/6 横浜店 タブレット 255,000
2026/10/6 名古屋店 周辺機器 86,000
2026/10/7 東京本店 ノートPC 470,000
2026/10/7 横浜店 タブレット 265,000
2026/10/7 名古屋店 周辺機器 93,000
2026/10/8 東京本店 ノートPC 530,000
2026/10/8 横浜店 タブレット 245,000
2026/10/8 名古屋店 周辺機器 89,000
2026/10/9 東京本店 ノートPC 440,000
2026/10/9 横浜店 タブレット 235,000
2026/10/9 名古屋店 周辺機器 91,000
2026/10/10 東京本店 ノートPC 510,000
2026/10/10 横浜店 タブレット 275,000
2026/10/10 名古屋店 周辺機器 87,000
合計 8,266,000

今回は次の2つを行いました。

やったこと 内容
値の書き換え 1行目の売上高 480,000 → 980,000(+500,000)
行の追記 最終行の下に5行(+1,910,000)

Excelに5行を追記した状態
追記したのは、次の5行です。

売上日 店舗 商品カテゴリ 売上高
2026/10/11 東京本店 ノートPC 600,000
2026/10/12 横浜店 タブレット 300,000
2026/10/13 名古屋店 周辺機器 110,000
2026/10/14 大阪店 ノートPC 620,000
2026/10/15 福岡店 タブレット 280,000

書き終えたら、Excelを上書き保存して閉じます。

開いたままだと更新時に読み込めないことがあるので、閉じておくのが確実です。

STEP6. 「更新」をクリックする

Power BIに戻り、「ホーム」タブの「更新」をクリックします。

しばらく待つと、レポートの数字が最新になります。

更新後(10,676,000円・5店舗)
売上高の合計が10,676,000円になり、店舗も5つに増えました。

ここまでが、いちばん基本の「手動更新」です。

タカヒロ

タカヒロ
「Excelを直したのに反映されない」ときは、まず更新ボタンを押したかを確認してください。
Power BIは元ファイルを自動では見に行きません。

テーブルやクエリ単位で更新する

「更新」はすべてのテーブルを読み直します。

1つだけ更新したいときは、右側の「データ」ペインでテーブルにマウスを重ね、出てくる「更新」のアイコンをクリックします。

大きなデータを扱っているときは、こちらを使うと待ち時間を短くできます。

データソースを入れ替える(パスを変える)方法

ファイルを移動したり、参照先を別のファイルに変えたいときは「データソース設定」を使います。

「ファイル」→「オプションと設定」→「データソース設定」をクリックします。

一覧から対象を選び、「ソースの変更…」をクリックすると、接続先を指定し直せます。

やりたいこと 使う場所
ファイルの場所を変える データソース設定 → ソースの変更
取り込むシートを変える データの変換 → Power Query の各ステップ
列の名前や型を直す データの変換 → Power Query の各ステップ

Power Query では、右側の「適用したステップ」の歯車アイコンから、その操作だけを直せます。

ステップを消すと、その操作を取り消した状態に戻ります。

定期的に自動更新する方法

毎回手で更新するのは手間がかかります。そこで使うのがクラウド側の自動更新です。

やり方は、元ファイルをOneDriveやSharePointに置くのがポイントです。

元データの置き場所 自動更新 必要なもの
OneDrive/SharePoint できる ゲートウェイ不要
クラウドのデータベース できる ゲートウェイ不要
社内サーバー・自分のPC できる オンプレミス データ ゲートウェイ

手順は次のとおりです(Power BI サービス側の操作です)。

1. デスクトップ版で「発行」をクリックしてワークスペースへ送る
2. サービスで対象のセマンティック モデルの「…」→「更新のスケジュール設定」を開く
3. 「時刻」と「タイムゾーン」を指定し、必要なら「通知」も設定する
4. 保存すると、指定した時刻に自動で更新される

更新は1日に何回も設定できますが、回数には上限があります(後述の注意点を参照)。

増分更新(インクリメンタル更新)とは

データが増え続ける場合、毎回全件を取り直すと時間がかかります。

そこで使うのが増分更新です。「新しい分だけ取り込む」仕組みです。

しくみ

増分更新は、日付の範囲をパラメーターで受け取って絞り込む形で作ります。

まず「ホーム」タブの「パラメーターの管理」で、次の2つを作ります。

名前 種類 役割
RangeStart 日付/時刻 取り込む期間の開始
RangeEnd 日付/時刻 取り込む期間の終了

次に、Power Query で日付の列をこの範囲で絞り込みます。

= Table.SelectRows(
    売上データ,
    each [売上日] >= RangeStart and [売上日] < RangeEnd
)

この状態で、モデルビューからテーブルを右クリックし、「増分更新」を選びます。

設定 意味 例
過去の日数を格納 過去何日分を保持するか 1年(365日)
更新する日数 そのうち何日分を毎回取り直すか 30日

「過去の日数を格納」より短い期間を「更新する日数」にすると、直近のデータだけを取り直せます。

POINT
・増分更新は Premium/PPU/Fabric容量が必要です
・Proライセンスのワークスペースでは全件更新になります
・デスクトップ版では設定できても、反映は発行先しだいです

注意点と制約

更新でつまずきやすいポイントをまとめます。

項目 内容
認証情報 初回接続時にサインインが必要。パスワード変更後は再入力しないと更新が失敗する
サイズ上限 Pro=1GB/PPU・Premium=10GB(1データセットあたり)
更新回数 Pro=1日8回まで/PPU・Premium=1日48回まで
増分更新の前提 Premium/PPU/Fabric容量が必要
ゲートウェイ 社内サーバーや自分のPCのファイルはデータ ゲートウェイが必要
ファイルの場所 移動・名前変更すると更新が失敗する(データソース設定で直す)
列名の変更 元ファイルの列名を変えると更新エラーになる
ファイルのロック Excelを開いたままだと読み込めないことがある

とくに「サイズ上限」と「更新回数」は、ライセンスによって変わります。

自分の環境がどちらなのかを先に確認しておくと安心です。

うまくいかないときの対処

更新したのに数字が変わらない

Excelを上書き保存したかを確認してください。

保存前に更新すると、古い内容のまま取り込まれます。

また、取り込み元のシートと編集したシートが同じかを確認してください。

「ファイルが見つかりません」と出る

元のExcelを移動・名前変更していないかを確認してください。

移動した場合は、「データソース設定」から「ソースの変更…」でパスを指定し直します。

認証エラーで更新できない

「ファイル」→「オプションと設定」→「データソース設定」で対象を選び、「資格情報の編集」から再入力してください。

パスワードを変更した直後は、この操作が必要になります。

列の名前を変えたらエラーになった

Power Query のステップが古い列名を参照したままになっています。

「適用したステップ」からエラーになっているステップを選び、参照先を直すか、不要なら削除します。

更新がとても遅い

取り込む行数や列が多すぎないかを確認してください。

使わない列は Power Query の「列の削除」で外すと、更新が速くなります。

日付で絞れるデータなら、増分更新の利用も検討してください。

元データが増え続けている

毎月何万行も増える場合は、全件更新は現実的ではありません。

増分更新に切り替えるか、集計済みのテーブルを別途用意することを検討してください。

まとめ

今回は、Power BIでデータソースを追加・更新する方法を紹介しました。

手順をまとめると次のとおりです。

1. 「データの取得」から接続先を選んで取り込む
2. 元のExcelを直して保存する
3. 「ホーム」タブの「更新」をクリックする
4. 参照先を変えるときは「データソース設定」を使う
5. 自動更新はOneDrive/SharePointに置くのが近道

実際に試したところ、5行の追記と1件の書き換えが、更新ボタン1つで8,266,000円→10,676,000円に反映されました。

Power BIの更新の考え方は、一度覚えてしまえばカンタンですね。

ただし、認証・サイズ上限・更新回数といった制約があるので、運用の前に一度確認しておきましょう。

日々のレポート更新を楽にするために、この更新の仕組みをぜひお試しください。



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