Excelでゼロ(0)を非表示にする方法5選！

Excelでゼロ(0)を非表示にしたいことはないでしょうか？

けど、そんな中で悩むことは、

ですよね。

今回はそんなお悩みを解決する

についてまとめます！

ゼロ(0)を非表示にする完成イメージ

Excelでは、ゼロ(0)を非表示にする方法がいくつかあります。

例えば、

こちらが、

以下のようになります。

それでは、具体的な方法を解説していきます。

1. Excelのオプション設定でゼロを非表示にする

手順

1. 「ファイル」タブ → 「オプション」を開く
   
2. 「詳細設定」を選択
3. 「ゼロ値のセルにゼロを表示する」のチェックを外す
   
4. 「OK」をクリック

設定だけで、シート全体のゼロを非表示にできます。
設定を戻せば再表示できるのでおすすめです。

ただし、この設定を忘れてしまい、なぜ0が表示されないかわからない時があるリスクはあります。

2. 数値の表示形式をカスタマイズする

手順

1. 非表示にしたいセル範囲を選択
2. 「ホーム」タブ → 「セルの書式設定」を開く
   
3. 「表示形式」タブで「ユーザー定義」を選択
   
4. 以下のカスタム書式を入力

0;-0;;@

5. 「OK」をクリック

数値が変わった場合は再表示されます。

ただし、設定エリア外はまた書式を設定する必要があります。

3. 条件付き書式でゼロを見えなくする

手順

1. 非表示にしたいセル範囲を選択
2. 「ホーム」タブ → 「条件付き書式」 → 「新しいルール」を選択
   
3. 「指定の値を含むセルを書式設定」を選択
4. 「セルの値」=「0」を設定
5. 書式のフォント色を背景色にする※今回は黄色です。
   
6. 「OK」をクリック

ゼロを背景色にして見えなくしているだけの安全設計です。

数値が変わった場合に色は自動更新されます。

ただし、設定エリア外はまた条件付き書式を設定する必要があります。

4. IF関数を使ってゼロを空白にする

構文

=IF(＜0が入るセル＞=0, "", ＜0でない場合の処理＞)

手順

1. B列などに =IF(B4=0,"",B4*C4) を入力
   
2. 必要に応じてセル範囲にコピー

数式でゼロを空白に変換します。
他のセルに影響を与えずデータを保持することが可能です。

ただし0の値が入る大本のセルには適用できません。計算式が入るセルのみが対象になります。

5. VBAを使ってゼロを自動で非表示にする

コード

Sub HideZeros()
    Dim cell As Range
    For Each cell In ActiveSheet.UsedRange
        If cell.Value = 0 Then
            cell.Value = ""
        End If
    Next cell
End Sub

手順

1. VBAエディタを開き、新しいモジュールを作成
2. 上記のコードを貼り付けて実行

シート内のゼロを一括で非表示にできます。
ただし、0の値および0になった数式も消えてしまいます。

0の値及び数式は残したいよという方は上記の書式のみ変更を行うバージョンを使用してみてください。

コード

Sub HideZeros2()
    Dim cell As Range
    For Each cell In ActiveSheet.UsedRange
        If cell.Value = 0 Then
            cell.Font.Color = vbYellow ' 文字色を黄色に設定
            cell.Interior.Color = vbYellow ' セルの背景色も黄色にする (オプション)
        Else
            cell.Font.Color = vbBlack ' 文字色を黒色に設定
            cell.Interior.Color = vbWhite ' セルの背景色も白色にする (オプション)
        End If
    Next cell
End Sub

タカヒロ

文字色及び背景色は利用ケースに合わせて変えていただければと思います。

さいごに

いかがでしょうか。

今回は、

についてまとめました。

Excelのゼロ非表示方法は、用途に応じて選べます。自分に合った方法を試してみてください！