たった3つの式でエクセルの九九表を作成する方法!2桁拡張も可!

つの式だけでエクセルの九九表を作成する方法!2桁拡張も可!

Excelで九九表を効率的に作成したいときはないでしょうか。

けど、そんな中で悩むことは、

・Excelで九九表を作成するときに数値や式を大量にいれなければならず面倒
・Excelで2桁の九九表を効率的に作成したいが方法がわからない

ですよね。

今回はそんなお悩みを解決する

・たった3つの式だけでExcelの九九表を作成する方法
・Excelで2桁の九九表を効率的に作成する方法

についてまとめます!

スピル関数は、一つの数式を入力するだけで、複数のセルにデータを展開する機能を持っています。

たった3つの式だけでExcelの九九表を作成する方法

Excelのスピル関数を使用すると、シンプルな数式で九九表を効率的に作成することができます。
ここでは、3つのスピル関数を使用して九九表を作成する方法を解説します。

SEQUENCE関数について

今回使う関数はスピル関数のSEQUENCE関数になります。

SEQUENCE 関数では、1、2、3、4 など、配列内の連続した数値の一覧を生成することができます。

書式
SEQUENCE(rows, [columns], [start], [step])rows: 生成する行の数
columns (省略可能): 生成する列の数
start (省略可能): 開始する数値(デフォルトは1)
step (省略可能): 各数値間の差(デフォルトは1)

SEQUENCE 関数の詳細や使い方は以下をご覧ください。

Excel 一瞬で連続する数を出力する方法!縦、横方向や範囲指定も!

ステップ1: 行のラベルを設定する

はじめに、エクセルを開きます。
必要に応じて表の枠をデザインしましょう。

次にA2からA10に1から9の数字を入力する数式をA2に入力します。

=SEQUENCE(9, 1, 1, 1)

はい、行ラベルが設定されましたね。

この数式は9行1列の1から始まり1ずつ増加する連続する数値の配列を生成します。

=SEQUENCE(9, 1, 1, 1):9行1列の連続する数値の配列を生成。

ステップ2: 列ラベルを設定する

B1からJ1に1から9の数字を入力する数式をB1に入力します。

=SEQUENCE(1, 9, 1, 1)

はい、列ラベルが設定されましたね。

この数式は9行1列の1から始まり1ずつ増加する連続する数値の配列を生成します。

=SEQUENCE(9, 1, 1, 1):9行1列の連続する数値の配列を生成。

ステップ3:九九の数式を入力する

B2セルに以下の数式を入力します。

=SEQUENCE(9, 1, 1, 1) * SEQUENCE(1, 9, 1, 1)

はい!九九の表が出来上がりました!

この数式は上記の行と列のラベルで設定したの2つの配列の積を求めることで、九九表を生成します。

・=SEQUENCE(1, 9, 1, 1):1行9列の連続する数値の配列を生成
・EQUENCE(9, 1, 1, 1):9行1列の連続する数値の配列を生成

応用:Excelで2桁の九九表を効率的に作成する方法

同様の方法で、1から20までの2桁の掛け算表をかんたんに作成することができます。

タカヒロ
タカヒロ
前述しました各数式の「9」の部分を「20」に変えるだけでかんたんに作成できす。
「20」以外の数値にしたい場合は同様に変更してください。

ステップ1: 行のラベルを設定する

表の枠を20×20に拡張します。
次にA2からA21に1から9の数字を入力する数式をA2に入力します。

=SEQUENCE(20, 1, 1, 1)

 

はい、行ラベルが設定されましたね。

この数式は20行1列の1から始まり1ずつ増加する連続する数値の配列を生成します。

=SEQUENCE(20, 1, 1, 1):20行1列の連続する数値の配列を生成。

ステップ2: 列ラベルを設定する

B1からU1に1から20の数字を入力する数式をB1に入力します。

=SEQUENCE(1, 20, 1, 1)

はい、列ラベルが設定されましたね。

この数式は20行1列の1から始まり1ずつ増加する連続する数値の配列を生成します。

=SEQUENCE(20, 1, 1, 1):20行1列の連続する数値の配列を生成。

ステップ3:九九の数式を入力する

B2セルに以下の数式を入力します。

=SEQUENCE(20, 1, 1, 1) * SEQUENCE(1, 20, 1, 1)

はい!1から20までの2桁の掛け算表が出来上がりました!

 

トラブルシューティング

Excelのバージョンが対応していない

数式がスピルされない場合Excelのバージョンを確認してください。
スピル関数はExcel 365およびExcel 2019以降で使用可能です。

スピル範囲にデータが既に存在

スピル範囲にデータが既に存在していないか確認してください。
既存データがあるとスピルできません。

数式の構文ミス

計算結果が期待通りでない場合数式の構文を確認してください。
特に、SEQUENCE関数の引数が正しいことを確認します。

まとめ

Excelを使用して九九表や2桁の掛け算表を効率的に作成する方法を紹介しました。

スピル関数を使用すると、Excelで効率的に九九表や大きな掛け算表を作成できます。

シンプルな数式で多くのセルにデータを展開することができるため、データ入力の手間を大幅に削減できますので、ぜひ使えなれてもらえばと思います。

 



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