歩数距離の計算式は?Excelで解説!その場で計算も!

歩数距離の計算式は?Excelで解説!その場で計算も!
歩数から歩いた距離を計算したいときはないでしょうか。

けど、そんな中で悩むことは、

・歩数しか記録しておらず、距離がわからない
・歩幅をどこから持ってくればいいかわからない
・毎回電卓で計算するのが手間で、単位もよく間違える

ですよね。

今回はそんなお悩みを解決する

・歩数から距離を計算する方法(歩数×歩幅の式とSUM・AVERAGE・ROUND関数)

についてまとめます!

完成イメージ

歩数から距離を出したいときは、距離(km) = 歩数 × 歩幅(m) ÷ 1000 の式を使います。
今回は
・歩数記録から1日ごとの距離を自動計算し、合計・平均・目標までの不足まで出す方法
をゴールにします。
歩幅を1回決めておけば、あとは数式をコピーするだけで毎日の距離が自動で出るようになります。
完成イメージ
上の画像が完成形です。歩数と歩幅から距離を計算し、合計・平均・目標までの不足まで自動で表示されます。

なお、単位の取り違えを防ぐコツや、VBAでまとめて計算する方法、うまくいかないときの対処法(トラブルシュート)もあわせてご紹介します。

STEP1. 歩数記録の表を用意する

まずは歩数を記録した表を用意します。
A列が日付、B列が歩数、C列が歩幅(m)、D列が距離(km)、E列が目標までの不足です。
距離の列(D列)と不足の列(E列)は、これから数式を入れるので今は空のままにしておきます。
右上のH1セルには、1日の目標距離 8(km)を入れておきました。
この数値を変えるだけで、E列の「達成・不足」が自動で切り替わります。
歩数記録のサンプル表

下の表をコピーして、Excelのシートに貼り付けるとそのまま試せます。

日付 歩数 歩幅(m) 距離(km) 目標までの不足
10/1 9800 0.7
10/2 11200 0.7
10/3 7400 0.68
10/4 12900 0.71
10/5 8600 0.69
10/6 10400 0.7
10/7 12100 0.71
10/8 9300 0.69
10/9 13600 0.72
10/10 8100 0.7

※ 数式で求める列は空にしています。すでに値が入っている列はそのまま残して試せます。

STEP2. 歩幅(1歩の長さ)を決める

距離の計算に必要な「歩幅」は、アプリによっては表示されないことがあります。
そのときは、身長からおおよその歩幅を求める推定式を使います。
代表的な推定式を表にまとめました。

推定式 身長165cmのとき よく使われる場面
身長 × 0.45 74.3 cm(0.743 m) 男性の目安として紹介されることが多い
身長 × 0.40 66.0 cm(0.660 m) 女性の目安として紹介されることが多い
身長 − 100 65.0 cm(0.650 m) 昔からある簡易式。やや小さめに出やすい

係数は 0.45 / 0.40 / 0.37 など諸説あり、歩き方やアプリでも変わります。
そのため「これが正解」と決めず、だいたいの目安として使うのがおすすめです。
正確に知りたいときは、10歩ぶんの距離をメジャーで測って10で割ると、自分の歩幅を実測できます。
今回は歩幅を 0.68〜0.72m として表に入れてあります。

STEP3. 距離を計算する(=B2*C2/1000)

距離の列(D列)に数式を入れます。
D2セルを選び、次のように入力します。

=B2*C2/1000

歩数(B2)× 歩幅(C2)で、まずメートルが求められます。
それを ÷1000 してキロメートルに直しています。
実際の入力画面がこちらです。
距離を計算する数式の入力画面

距離の列が自動計算された

D2セルをD11セルまでフィルハンドルでコピーすると、全行の距離が一気に入ります。
歩幅を変えれば距離もすぐ変わるので、何度でも試せます。
ここまでで、いちばん基本的な「その場で計算」はできました。
カンタンですね。
距離の列が自動計算された表

STEP4. 合計を出す(SUM関数)

つづけて、表の下に合計の行を追加します。
A13セルに「10日間の合計」と入力します。
歩数の合計は B13セル、距離の合計は D13セルに入れます。

=SUM(B2:B11)
=SUM(D2:D11)

合計を出すときは、範囲をそろえるのがポイントです。
距離の合計に歩数の範囲を混ぜてしまうと、意味のない数字になるので注意しましょう。
実際の入力画面がこちらです。
SUM関数の入力画面

合計と平均が入った

平均は合計の下の行に、同じ考え方で AVERAGE関数 を使って入れます。

=AVERAGE(B2:B11)
=AVERAGE(D2:D11)

10日間の合計は 103,400歩・72.58km、1日平均は 10,340歩・7.26km になりました。
合計はその期間の積み上げ、平均は1日あたりの目安として見られます。
見たい数字に合わせて使い分けるとよいですね。
合計と平均を出した表

STEP5. 目標までの不足を出す(IF関数)

最後に、その日の距離が目標に届いたかをE列に表示します。
E2セルに次の数式を入力します。

=IF(D2>=$H$1,"達成",ROUND($H$1-D2,2))

意味は「もし D2(その日の距離)が $H$1(目標8km)以上なら『達成』と表示し、届かなければ残りを小数第2位で四捨五入して表示する」です。
$H$1 のように $ を付けた絶対参照にしておくと、下にコピーしても目標セルが固定されます。
E2セルをE11セルまでコピーしましょう。
実際の入力画面がこちらです。
目標までの不足を出すIF関数の入力画面

目標までの不足が表示された

目標8kmを超えた日は「達成」、届かなかった日は残りの距離が表示されました。
H1セルの数値を書き換えれば、達成・不足の判定もすぐに切り替わります。
目標までの不足を表示した表

距離の単位に注意(m と km の換算)

距離を計算するときに、いちばん多いつまずきが単位の取り違えです。
歩幅をどの単位で入れるかによって、割る数が変わります。
表で整理しておきましょう。

歩幅の単位 距離(km)を出す式 8,000歩・歩幅0.70のとき
m(メートル) =B2*C2/1000 5.6 km
cm(センチメートル) =B2*C2/100000 5.6 km
cmのまま mの式を使う =B2*C2/1000 560 km(100倍の誤り)
POINT

歩幅はm(メートル)でそろえるのが基本です。
歩数×歩幅で出るのはメートルなので、キロメートルにしたいときは÷1000を忘れないようにしましょう。
単位が混ざったときは、まずC列(歩幅)の単位を確認するのが近道です。

うまくいかないときの対処法(トラブルシュート)

実際に試すと、思ったように動かないこともあるかもしれません。
よくあるつまずきと対処法をまとめました。

症状 原因 対処
距離が100倍になる 歩幅をcmで入力している(例:70) 0.70 のようにmへ直す/式を ÷100000 にする
合計に歩数が混ざる SUMの範囲に歩数列(B)まで入れている 距離の合計は D2:D11 だけにする
mとkmが混在している 歩幅列に一部だけcmが入っている C列の単位をmに統一する
小数点以下が長い ÷1000で割り切れない ROUND(数値,2) で丸める/表示形式を 0.00 にする
不足が全部「達成」になる 目標セル(H1)が空、または文字列 H1に数値(例:8)を入れる

VBAで距離をまとめて計算する

件数が多く、歩幅を変えながら何度も計算するなら、VBAで一括計算するのがおすすめです。
Alt+F11でVBAエディターを開き、標準モジュールに次のコードを貼り付けます。

Sub CalcWalkDistance()
    Dim r As Long
    For r = 2 To 11
        Cells(r, 4).Value = Round(Cells(r, 2).Value * Cells(r, 3).Value / 1000, 2)
    Next r
End Sub

実行すると、D2セルからD11セルまで距離が一瞬で入ります。
ボタンに登録しておけば、クリック1つで計算し直せます。

タカヒロ

タカヒロ
「Cells(r, 4)」の 4 は距離を入れるD列という意味です。
歩幅(3列目)を変えたら、このマクロをもう一度実行するだけで全行が計算し直せます。
数式ではなく値で入るので、結果をそのままコピーして使いたいときにも便利ですね。

関数の説明

今回使う3つの関数の概要です。
どれも集計と丸めの基本になる関数なので、違いを押さえておきましょう。

SUM関数(サム)

書式 =SUM(数値1, [数値2], …)
できること 指定した範囲や数値の合計を求めます。
戻り値 合計値(数値)
こんなときに 歩数や距離の期間合計を出したいとき。
注意 文字列は無視されます。距離の合計に歩数列を混ぜないよう範囲を確認しましょう。
=SUM(D2:D11)

AVERAGE関数(アベレージ)

書式 =AVERAGE(数値1, [数値2], …)
できること 指定した範囲の平均(算術平均)を求めます。
戻り値 平均値(数値)
こんなときに 1日あたりの平均歩数・平均距離を出したいとき。
注意 空白セルは分母に数えません。0 は値として数えられる点に注意しましょう。
=AVERAGE(B2:B11)

ROUND関数(ラウンド)

書式 =ROUND(数値, 桁数)
できること 数値を指定した桁数で四捨五入します。
戻り値 四捨五入した数値
こんなときに 距離が 6.417… のように長くなるとき。
注意 見た目だけ整えるなら表示形式でも可。値そのものを丸めるならROUNDを使います。
=ROUND($H$1-D2,2)

完成

歩数から距離を計算する表ができました。
10日間の合計は 72.58km、1日平均は 7.26km、目標8kmを達成した日は3日でした。
思ったとおりに動きましたか?
歩幅や目標のセルを書き換えるだけで、数字がすぐ変わるのを確認してみてください。
歩数から距離を計算した完成表

その場で歩数距離計算する方法

こちらに無料の歩数計算ツールを用意いたしました。
その場ですぐに計算できますので、ぜひご利用ください。

エク短ツールズ:歩数距離計算

さいごに

いかがでしょうか。

今回は、

・歩数から距離を計算する方法(歩数×歩幅の式とSUM・AVERAGE・ROUND関数)

についてまとめました。

歩幅は身長から求める目安がありますが、自分で実測するとより正確になります。
まずは今回のサンプル表で、ぜひ一度試してみてください。
歩数記録に距離が加わると、運動の振り返りがぐっとラクになりますよ。
また、他にも便利なExcelの時短テクニックがありますので、よろしければご参照頂ければと思います。

ぜひ試してみてください。



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